アレルギー・アトピーの赤ちゃんは洗濯とベビーソープを見直そう

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湿疹、じゅくじゅく…見ていてつらい子供の肌荒れ。

実はわたしの子も食物アレルギーです。そもそも肌が弱いようで生後2,3ヶ月のころから湿疹を繰り返し、小児科、皮膚科ににかかり改善の指導をしてもらいました。

幸いなことに1歳半ごろからは、かなり肌の状態が良くなり、通院せずに済んでいます。

石鹸をうまく使うことでお子さまの悩みが改善するかもしれません。

この記事がアレルギー、アトピーに悩むお子さまのヒントになれば幸いです。

 

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アレルギー、アトピーって何?

アレルギーとアトピーの違い

同じように語られがちなアレルギーとアトピーですが、性質の違うものなので簡単にご説明しておきますね。

アレルギーは「何らかの物質に対して過剰に免疫反応してしまう」ことです。
花粉症とか、猫とか、ハウスダストとか、食べ物とか…何が原因で反応するかは人によって違います。原因になる物質をアレルゲンといいますね。
必要以上に体が反応してしまい、湿疹や腫れ、酷いと命にかかわることもあります。

アトピーは正式には「アトピー性皮膚炎」。
その名の通り、肌が荒れてしまう症状のことをさしています。湿疹が出て痒くなったりカサカサしたり…
一過性でなく、慢性的に悩まされるのがアトピーです(もちろん改善も期待されます)。
皮膚のバリア機能が弱っていたり、アレルギーを起こしやすい体質の人に多いようです。

アレルギー持ちの子は肌荒れを引き起こしやすく、慢性化してアトピー性皮膚炎になりやすい。

どれくらいで慢性化というかは、乳幼児で2ヶ月以上、一般で6ヶ月以上をさします。

赤ちゃんは特に肌が敏感

ただでさえ赤ちゃん〜幼児は肌が弱く、湿疹や乾燥に悩まされがち。

皮膚の厚さも大人の半分程度しかなく、外部刺激に敏感です。非常にデリケートな状態なのです。

アレルギー(アトピー)の素因を持つお子さまであれば、なおさら過敏に反応するであろうと容易に想像できます。

成長過程で落ち着くことも多くありますが、実際に荒れている状態を見るのは辛いもの。

家庭では皮膚のバリア機能をできるだけ損なわせず、保ってあげることを考える必要があります。

 

今肌荒れがひどいなら病院へ!

アレルギー持ちのわが子が医師から一番強調されたのは「まず肌荒れを治す」ことでした。

荒れた皮膚にアレルゲンが触れることで、強い反応が出てしまう。アレルギー反応でさらに肌が荒れ、いつまでも治らない悪循環に…

大事なのは肌をきれいにして悪循環をストップさせることだと。

お子さまが今まさに肌荒れが酷いなら、まず病院に行きましょう。それが一番の近道。

皮膚科や小児科で診察をうけ、適切な薬を処方してもらい、適切な塗り方を教えてもらってください。市販薬や市販の商品を試すより間違いないですから。

参考:スキンソリューションクリニック 経皮感作でも発症する食物アレルギー。結局は皮膚・粘膜のバリア機能の強化が大切です。

 

肌荒れの予防・悪化防止に石鹸ができること

アトピー・アレルギーによる肌荒れの予防には、赤ちゃんの皮膚のバリア機能を守ってあげなければなりません。

肌を守るために大切なことは3つ。

「汚れを落とす」「保湿」「刺激を与えない」

まずはこの3点を確認しておきましょう。

汚れを落とす

一言で汚れといっても、いろんなものがあります。

食べこぼし、ミルク、よだれ、涙、汗、皮脂、排泄物…

そのままにしておくとゴミやホコリが付きやすいですし、刺激になって肌荒れをひき起こす可能性があります。

1日一度の沐浴や、その都度濡らしたガーゼでやさしく拭いてあげるなどしましょう。

保湿する

肌バリアに保湿は必須です。乾燥すると皮膚から刺激が伝わりやすくなります。

管理人の子が皮膚科にかかったときも、保湿をしっかりするよう指導されました。

お風呂のあとの保湿剤や、冬場は加湿器などで部屋の湿度を保つようにしましょう。

刺激を与えない

刺激とは、タオルや衣類などの物理的な刺激と、化学成分やハウスダストなどの目に見えない刺激をいいます。

繊細な赤ちゃんの肌には何が影響するかわかりません。大人が使って平気でも、赤ちゃんにはそうでない場合もあります。

できるだけ身の回りを低刺激なもので扱ってあげるとよいでしょう。


極力刺激を少なく肌の表面をキレイにし、乾燥しないようにする。

これらのポイントは石鹸でかなり解決します。

次の項目から石鹸洗濯とベビーソープについてお話しますので、ぜひアトピーや肌荒れで悩んでいるかたはご覧いただければと思います。

参考:マルホ アトピー性皮膚炎とは?

 

石鹸洗濯で肌への刺激を減らす

毎日の生活で肌荒れを予防、改善するためにできること。

そのひとつが洗濯方法の見直しです。
具体的には、合成洗剤や柔軟剤をやめて石鹸で洗濯してみます。

合成洗剤・柔軟剤に含まれる合成界面活性剤は肌への刺激になりえます。

水で薄まっても界面活性作用が残るので、落ちきらなかった成分はそのまま肌についてしまう。柔軟剤も素材の表面に成分が残っているから肌触りがよくなる、といえる商品です。わざわざ界面活性剤を肌につけているのと同じなんです。

石鹸の界面活性作用は水で薄まると無効化します。洗い流して薄くなってしまえば洗浄成分がなくなるので肌を侵すことがありません。ついでに分解されやすいので環境にもやさしいです。

石鹸洗濯にして肌荒れが目に見えて改善したというかたもいます。もちろん、変わらないかもしれません。

大事なのは、より刺激を少なくすること。現状を悪化させないこと。

そういう意味では石鹸洗濯は肌荒れの対処としての基本になるのです。

石鹸洗濯の方法についてはこちらの記事をごらんください。

【ドラム式・縦型OK】石鹸洗濯の基本と3つのポイント徹底解説!
はじめての石鹸洗濯はハードルが高いもの。 何を用意すればいい? 汚れは落ちる? 面倒じゃない? 失敗しないか? 誰でも↑こんな不安がなく石鹸洗濯ができる方法をおつたえします! …と胸を張れるよう、...

アトピー肌に向いている洗濯石鹸

シャボン玉スノール

シャボン玉石けんのスノールという商品です。粉石鹸もあります。

日本アトピー協会推薦の洗濯石けんで安心して使うことが出来ます。

協会推薦マークは取得されていないのかもしれませんが、スノールベビーというアボカドオイルでつくられた液体石鹸もおすすめです。ベビー用でよりやさしく洗い上げます。

赤ちゃんまわりの素材はオーガニックコットン

石鹸とは直接関わりませんが、アトピー持ちの子にはできればオーガニックコットン製の衣類やタオルを選びたいところです。

ふつうの綿(コットン)製でもよいのですが、大量栽培・生産された綿花は農薬が多く使われていたり、染料も使われています。

オーガニックコットンは農薬を使わず綿花の風合いを活かしたままの素材です。赤ちゃんの時期にこそ使ってあげたいものですね。

下記のオーガニカリーさんはオーガニックコットンのベビー衣料品取扱店です。無農薬の綿花、化学処理をしない認定を受けています。日本製なので品質も安定しています。



オーガニックコットンなら代官山の【オーガニカリー】

 

アトピー肌のベビーソープに石鹸を使いたい理由

ベビーソープも洗濯洗剤と同じく、合成界面活性剤を避ける意味で石鹸を選びたいです。

界面活性剤は油と水をまざりやすくして、油汚れを落としやすくする性質です。油が落ちやすいということは肌に必要な皮脂まで落ちてしまい、乾燥しやすくもなる。

洗えば洗うだけ皮脂を奪ってしまう…というのはよくない状態です。

石鹸の界面活性作用はおだやかかつ、水で薄まれば作用を失うため安全です。

それに石鹸自体の原料に油脂が使われていて、油脂の天然保湿成分(グリセリン)が保湿効果をもたらしてくれます。※商品によりグリセリンを残留させているかは異なります

 

それに、合成界面活性剤のベビーソープは界面活性剤だけでなく合成香料、保湿や品質保持のためにたくさんの複雑な成分が配合されてます。

ただでさえ弱っている肌に、親でさえ理解できない成分で体を洗うのはどうなのか?というちょっとした疑問もあるのです。

そうなると、石鹸ベースのベビーソープを使うのが安心ですし、精神衛生上もよいです。

石鹸は「純石鹸」「石鹸分」「脂肪酸ナトリウム(カリウム)」で成分表示されますから素人目にも判断しやすいのです。

シンプルに「洗う」「保湿する」を考えるなら石鹸で十分ではと考えます。

とても難解なベビーソープの成分

参考までに市販のベビーソープ、ボディーソープに含まれる成分を引用します。長文のため折りたたみ表示にしております。

成分表示についてクリックで表示

特定の商品を批評するものではないので、メーカー名、商品名は伏せておきます。

Aメーカーのベビーソープ

水,グリセリン,ラウラミドプロピルベタイン,PEG-20ソルビタンココエート,ココイルメチルタウリンNa,ラウロイルメチルアラニンTEA,セラミド2,イソステアリン酸コレステリル,グリチルリチン酸2K,PPG-4セテス-20,DPG,ラウロイルアルギニン,ラウリン酸,クエン酸,クエン酸Na,フェノキシエタノール,エチルヘキシルグリセリン,エチドロン酸


Bメーカーのボディーソープ(医薬部外品)

グリチルリチン酸ジカリウム*、水、ラウレス硫酸Na、濃グリセリン、ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸Na、1,3-プロパンジオール、PG、PEG6000、ラウリルヒドロキシスルホベタイン液、ステアリン酸POEソルビタン、POEラウリルエーテル酢酸、ユーカリエキス、POEメチルグルコシド、グリセリルエチルヘキシルエーテル、コハク酸、水酸化ナトリウム、水酸化ナトリウム液、BG、エデト酸塩、安息香酸塩、パラベン
*は「有効成分」無表示は「その他の成分」

難しいです。一般人がすべてを理解するのは至難。わたしも専門家でないのでできる範囲で調べた情報です。もし間違いがあったらご指摘願います。

Aベビーソープは安全性の高い配合で、肌に影響が少ないとされる成分で構成されています。

グリセリンやセラミド2、イソステアリン酸コレステリルなどで保湿。ラウラミドプロピルベタインはヤシ油由来の界面活性剤で、ラウリン酸もヤシ油脂肪酸。抗炎症作用や弱酸性にするための成分も含まれているようです。

Bボディーソープはちょっと気になりますね。

一番多いのが抗炎症作用のあるグリチルリチン酸。ラウレス硫酸Na、エデト酸塩は人や環境に影響を及ぼす可能性があるとして表示指定されている成分です。(経済産業省:PRTR法)安息香酸塩、パラベンは防腐・安定剤です。

 

アレルギーのお子さんの肌は敏感です。複雑な成分の洗浄剤に頼らず、シンプルな石鹸で洗って、しっかり保湿してあげたいものです。

アトピー肌に向いている無添加ベビーソープ

 

アトピー・肌荒れの子にもおすすめしたいベビーソープをご紹介します。

体質は様々なので、絶対これがいい!とは言えませんが…使い良さそうな石鹸をピックアップしてみました。

太陽油脂 パックスベビーソープ

マカダミアナッツオイルが主成分というぜいたくな石鹸。

植物性オイルの中では人間の皮脂に近く、オレイン酸・パルミトレイン酸が豊富なのが特徴です。

パルミトレイン酸は皮膚の再生に関わりがあるので、傷や湿疹にも効果が期待できるとされています。肌の弱い子どもに合うのではないでしょうか。

シャボン玉石けん ベビーソープ

こちらはアボカドオイルでつくられた石鹸です。

オリーブオイルと似てオレイン酸・リノール酸が多く、しっとりした感触になります。違いはパルミトレイン酸が含まれること。量はほどほどながら、ほかの油脂には少ない特徴です。

アボカドオイルはビタミンなどの微量成分も多く含んでおり、使い良い石鹸になりますね。

価格的にも手の出しやすい、総合力のある石鹸です。

ベビーソープの選びかたについては以下の記事もご参考ください。

【2018完全版】無添加石鹸ベビーソープベスト3!選びかたとチェックポイント
退院後のお世話で不安な「沐浴」。 ベビーバスにお湯をためて、温度調節して、頭をかかえながら洗ってあげて…赤ちゃんの様子を見ながらの沐浴は想像以上にバタバタ! 赤ちゃんの繊細な肌を守りながら、ストレスなく沐浴をこなしましょ...

 

おわりに

「ベビー用」と書かれている石鹸はどれも同じようなもの…と思ったら、そうではないんですよね。

アトピーやアレルギーをもった特に敏感な赤ちゃんには、できるだけ刺激を避けてすくすくと育って欲しいものです。

石鹸をとりいれることで、物理的・精神的なストレスを緩和する手助けになると思います。毎日体使うものですから、ぜひ納得の行く一品を見つけてくださいね。

なお、石鹸=絶対安全、とは言い切れないことをご理解ください。どんなものでも体質・状況によって合う合わないはありえます。どうかお子さまにあわせて選ぶようお願いいたします。