無添加の定義、(旧)指定成分の一覧表

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世にはびこる?無添加商品の数々。
ちょっと疑いの目をもってみませんか。

無添加のイメージってどうですか?

自然素材を使った、添加物がない、肌にやさしい…

安全安心なイメージだと思うんですよね。
でも、本当はちょっと違います。

今回は「無添加」表示のしくみと、成分表の見かたのお話です。

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無添加でも添加物を入れていい

「無添加」の定義に決まりはありません。各メーカーが自由に無添加の表示をしています。

無添加商品には「○○を使用していません」と書いてあります。
これは○○以外は入っているかもしれない、と考えるべきでしょう。

残念ながら、いまや無添加表示はセールストークの一つ。

無添加と書けば買ってくれる層がいますからね。

もちろん本当に安心な商品を、と考えているメーカーも多いですが、
消費者としては買う前に一度立ち止まって成分の確認をするほうが賢いです。

 

一例:牛乳石鹸の無添加シャンプー

参考までに牛乳石鹸の無添加シャンプーの成分を見てみましょう。

着色料・香料・防腐剤・品質安定剤は一切不使用。
また、独自の安全性基準を設けるだけでなく、
全商品皮ふアレルギーテストを実施しています。
デリケートなお肌の方にも安心して使っていただけます。

水、DPG、コカミドプロピルベタイン、ココイルグルタミン酸2Na、スルホコハク酸ラウレス2Na、グリセリン、セテアレスー60ミリスチルグリコール、トリイソステアリン酸PEG-160ソルビタン、ココイルグルタミン酸Na、PCA-Na、コハク酸ジエトキシエチル、ボリクオタニウム-10、クエン酸

「着色料、香料、防腐剤、品質安定剤」が無添加だと言っています。

では、それ以外の成分はなんでしょう?
管理人が調べられる範囲でざっくりとまとめました。


「コカミドプロピルベタイン、ココイルグルタミン酸2Na、スルホコハク酸ラウレス2Na、トリイソステアリン酸PEG-160ソルビタン、ココイルグルタミン酸Na」
洗浄・界面活性成分。汚れ落ちのため。

「DPG(ジプロピレングリコール)、PCA-Na、コハク酸ジエトキシエチル」
おもに保湿性を高めるため。

「セテアレスー60ミリスチルグリコール」
乳化剤として粘度を上げる。

「ボリクオタニウム-10」
帯電防止、指通りなめらかにする。

「クエン酸」
Ph調整のため。


こうして見ると、シャンプーとして使いやすくするための成分ですね。

界面活性剤の「ココイル、コカミド」はヤシ油由来。「ベタイン」は砂糖大根由来です。
「ラウレス」系は少し刺激性があると指摘があります。

DPGは、PG(プロピレングリコール)という毒性があるとされる物質の副産物。毒性はPGにもっていかれ、DPG自体は安全だそう。

こういうものをよしとするか、避けるは自由です。

無添加をどのレベルまで求めるかは人それぞれですからね。
究極の無添加を求めれば、水やお湯になっちゃいます。

大事なのは自分がどういう商品を求めているか、です。

 

雑貨と化粧品と医薬部外品の成分表示の違い

雑貨、化粧品、医薬部外品の成分表示

洗剤や石鹸は、「雑貨、化粧品、医薬部外品」の3つにわけられます。

それぞれ成分表示の決まりが違うので、ちょっと注意が必要です。

雑貨:少ない成分は表示しなくていい

雑貨に分類されるのは、「台所用・洗濯用・住宅用の洗剤(石鹸)」です。

家庭用品品質表示法で、含有率が少ない成分は表示しなくていいとされています。

何%以下なら表示義務がないかは、
石鹸か合成洗剤か複合石鹸なのかによって違います。

たとえば合成洗剤。
3%未満の界面活性剤が複数含まれていたら、その中で一番多い1つだけ載せればいい、など。

ほかの添加物は全体の1%以上から表示することになっています。

化粧品:すべての成分を表示する

化粧品は「洗顔・浴用洗剤(石鹸)」です。

医薬品医療機器等法で定められ、全成分表示義務があります。
1%未満の成分は順不同で載せてOK。

医薬部外品:指定成分以外の表示義務はない

医薬部外品は「医薬部外品」「薬用」と表示されるものです。

肌荒れや保湿など、ある目的の効能が認められた成分を配合しています。

全成分の表示義務はありません。
ただ、アレルギーなどをひき起こす可能性がある「指定成分」が入っていたら表示しなければいけません。

指定成分は厚生労働省でとり決めています。
次の項目て詳しくご説明しますね。

 

医薬部外品の指定成分一覧表

無添加商品には「旧指定成分」「表示指定成分」がないよ、といっているものが多いです。

指定成分は旧薬事法で「アレルギーなどの皮膚疾患にかかわるおそれがある成分」として認められています。

記事を書いている時点で指定成分は140種類。

以下、成分表を記載します。

種類脂肪酸炭素数融点備考




カプリル酸C816.0℃洗浄力はない。遊離状態で刺激性あり
カプリン酸C1031.6℃洗浄力はない。*1遊離状態で刺激性あり
ラウリン酸C1244.2℃泡立ちをよくする。*1遊離状態で刺激性あり
ミリスチン酸C1454.4℃泡立ちをよくする。固く溶け崩れにくい
パルミチン酸C1662.9℃更に固く溶け崩れにくい。*1遊離状態で*2皮脂腺増殖を妨げる
ステアリン酸C1869.6℃特に固く溶け崩れにくい。酸化しづらい





パルミトレイン酸C16:1-0.5~0.5℃人の皮脂に10%以上含まれる。加齢とともに減少
オレイン酸C18:113.4℃肌に穏やか。泡立ち少なめ。比較的酸化しづらい
リノール酸C18:2-5.1℃さっぱり。酸化しやすい。*2皮脂腺の増殖を助ける
リノレン酸C18:3-11.2℃さっぱり。更に酸化しやすい。
その他リシノール酸22.5~24.5℃ヒマシ油。高粘度・高保湿で溶けやすい

※出典:これでわかる!石けんと合成洗剤 50の疑問

結構な量です。
これらは国が「人によっては合わないぞ」と認めている成分なので、無添加をうたうなら外しておこうとなるわけですね。

今指定されていなくても今後解明される成分もあるでしょう。
現時点の指定成分だけを避ければ絶対安心とはいえないと考えます。

※ちなみに旧指定成分の「旧」は、むかし化粧品が全成分表示じゃなかったころに表示指定されていたものですよ、という意味です。

 

あなたのシャンプー、ボディーソープ、台所用洗剤。
いちど成分表を見直してみると新たな発見があるかもしれません。

 

参考サイト